ドイツIOER研究所とドレスデン工科大学と名古屋大学の都市計画ワークショップを開催
名古屋大学大学院環境学研究科では、愛知県、津島市と協力して、 「都市開発と環境リスクの管理 愛知県津島市の研究」をテーマに、都市災害とそのレジリエンスの共同研究を目的とした、 日独の学生による都市計画ワークショップを開催しました。
本事業は、ドイツIOER研究所とドレスデン工科大学と名古屋大学大学院環境学研究科の間で締結された学術交流協定に基づいて行われています。
開催期間:2016年9月5日(月)から9日(金)、最終発表会9日15:00-16:30、場所:9月5日環境総合館レクチャーホール、 9月6日から9日ES総合館1階会議室で行いました。
指導教員は、Bernhard Müller 教授(ドイツIOER研究所), Paulina Schiappacasse教授 (ドレスデン工科大学)と、本学の清水裕之教授、宮脇 勝准教授、田代 喬准教授、小松 尚准教授で行いました。 最終発表会では、建築系教員、土木系職員、津島市市役所職員、愛知県庁職員にも協力参加頂きました。
日本側の参加学生10名、ドイツ側の参加学生5名で、以下の3グループに分かれてワーキングを行いました。
1)アーバンリスク Urban Risks
環境リスクに関する日独の概念比較、愛知県のリスクを取り上げるグループ
2)都市洪水の影響 Urban Flood Impacts
都市洪水の主な影響について、日独の評価方法を取り上げるグループ
3)洪水リスクの管理 Flood Risk Management
洪水リスクの評価と管理の方法、大都市圏のリスクを低減するための都市計画を日独比較研究するグループ
それぞれのチームで検討を行った結果、日本や津島市の災害の特徴の理解、 日独のリスクへの対応の違いの分析、津島市への独自の提案などの研究成果が得られました。
9月6日、環境総合館レクチャーホールにて、日本側から講義と日独のディスカッションを行った。
9:30-10:20 イントロ:宮脇 勝「日本のランドスケープとレジリエンス」
10:30-11:20 レクチャー:田代 喬「河川リスクと津島」
11:30- 12:30 日独学生のこれからの調査アイデアを話し合った。