鉄筋コンクリート造3階建て試験体の加力実験を実施
鉄筋コンクリート造建築物の経時的な力学特性変化(架構,構造部材の剛性や降伏点の変化)を、
これまで構造系の研究者に意識されてこなかった"乾燥"の有無をパラメータとした大規模骨組みの静的載荷実験を実施し,
乾燥の影響に関する以下の成果を得る:
1)RC造架構の地震応答時に生じ得る危険性(過大な変形や偏心)とそのメカニズムの解明
2)RC造部材の形状,鉄筋比,部材間の剛性比および収縮ひび割れ発生箇所が架構の剛性・耐力(特に降伏点)に及ぼす影響評価。
上記静的載荷実験のうち,未乾燥試験体の実験が終了しました。破壊した試験体の様子を公開しますので,
見学を希望される方は浅井(asai.tatsuya@k.mbox.nagoya-u.ac.jp)までご連絡ください。
開催日時:2020年1月16日 ~ 2020 年3月14日
実施場所:ES 総合館1階 構造実験室
載荷実験終了後に試験体と共に集合写真
載荷実験により損傷した試験体の様子