田中英紀教授がASHRAE Technology Award CompetitionでFirst Place(部門最高賞)を受賞しました。
完全なネット・ゼロエネルギー・ビル(『ZEB』)の構築に向けて、愛知県環境調査センター・愛知県衛生研究所において建築および設備の計画・設計、施工および運用時の省エネルギー改善に至る一連の取り組みが、 ASHRAE(アメリカ暖房冷凍空調学会)技術賞の部門別1位を受賞した。本賞は、ASHRAE(米国に限らず世界各地に支部を持ち、冷暖房空調に関わる学会で世界で最も知名度の高い学会)において、冷暖房空調に関わる高い技術を実建物に実装した成果を評価する賞。 建物用途別ならびに新築、既存・改修のカテゴリーに分類され、このうち既存建物のコミッショニング部門で受賞をしている。『ZEB』に向けた設備計画、これを実現するための継続的なコミッショニングならびに技術的には世界初の2温水排熱回収型吸収式ヒートポンプ・チラーの開発導入などが評価された。 2024年8月にアジア地区優秀賞(地方選)を受賞し、国際大会の審査(本選)に至った。
今回の受賞について一言:
本施設に導入されたシステムの技術開発およびその性能検証・改善に長年にわたって取り組んだ成果が、国際的に高い評価を得たことは非常に感慨深いものがあります。
